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過日、休館日を知らずに訪れてしまった京都近代美術館。
泣く泣く見逃してしまった村山知義展でした。 そんなある日、街角のポスターで発見したのが今和次郎展です。 春にピリカさんいらっしゃった関東での今和次郎展が、 大阪民族学博物館でも開催されるというではないですか。 これは是非とも行きたい、行きたい、と思っていたら、、、 気がつけば終了日が目前となっていました、急げ! と、その前に休館日を確認しなくちゃいけません。 大丈夫、水曜日でした。 さて今和次郎展、 正式名称は、特別展「今和次郎 採集講義−考現学の今」です。 今和次郎といえば、ちくま学芸文庫の『新版大東京案内』しか 読んでいませんが、新宿区立博物館でも展示があった記憶が、、、。 ともかく細かいひと、という印象ですが、その興味の対象が、 わたしの興味の対象と重なる部分がある、ような気がしていました。 果たして、今回の今和次郎展では内容に大満足、展示方法に不満大! 各店の女給さんの服装から男女の服装の細密な採集。 どれもこれもワタシのハァトに直撃する内容のオンパレード。 考現学のおもしろさ、重要さ、貴重さを深く感じ、 ひとつひとつの採集結果に見入る、、、ことができないのです。 細かい細かい図や字を見るには照明が暗過ぎます。 何より、展示場所が低い位置にある為かなりかがまなければいけない。 その姿勢を続けていると腰が痛くなる、膝が痛くなる。 長々と見るんじゃないヨ!と言われているような展示の仕方です。 それを続けているとストレスがたまって、もう見なくてもイイ! というような自暴自棄となってしまうのです。 年々すすむ老眼のせいばかりではなく、本当に観辛い展示でした。 このストレスがたまる中、かなりワタシのツボに入ったのは、 今和次郎弟が調べた青森の工人の一週間の食べたものリスト。 図入りの一覧表なのですが、一日目(その日仕事は病欠)から、 朝の食事に小さなお猪口が描かれています。 小さく「ブドー酒」と注釈されているのですが、 それが仕事のない日は、朝昼晩とお猪口の画がついているのです! もちろん仕事の日は夜だけです。 何年の調べなのか覚えていませんが、毎食ご飯を二膳。 お菜も単品が多く、一汁一菜に近い質素な食事。 その中で、ブドー酒を毎食呑むというのは??? 単なるお酒好きなのか、それともブドー酒は栄養剤の変わりなのか。 とても気になる調査結果なのでした。 今回誘ってつきあってくれた吾が夫、ワタシが興味を惹くものは、 いつも好まない彼が今回はワタシよりも熱心に観ていました。 「おもしろいなあ、すごいなあ」と口にして、喜んでいたので、 今和次郎のすごさを改めて思い知ったのでした。 場所は万博公演。 駐車場からは太陽の塔、、、なんと後ろ姿はコワイですね〜。
by orochon3
| 2012-06-18 15:56
| その他(ほぼお酒)
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