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初めて『不如帰』と出逢ったのは、映画でも本でもなく一曲の歌でした。
中学の頃に聞きまくっていたエノケン。 有名な「洒落男」も大好きですが、お気に入りはだんぜん「ラヴ双紙」。 エノケンが一人二役で演じていたというこの曲は、 『不如帰』や『金色夜叉』がテーマになっているのです。 ♪逗子の浜辺 武男と浪子二人づれ ねえ武男さん 人間はなぜ死ぬのでしょう なにを言うぞ お前が僕を愛すなら きっと治る きっと治るよその病気 ええきっと治るわねえあなた 千年も万年も未来まで 死んでもあなたの妻ですわね ないて血をはく思いの不如帰 “ないて血をはく”だなんてすごい歌詞! ものすごく興味が湧いてきます。これは読んでみなくちゃ! そして美文のあふれる『不如帰』を読んでのぼせました。 逗子の浪子不動も見に行ったくらい熱の入れよう。 映画はどの作品も観たことがなく、初映画はこの『浪子の一生』。 ははは、なんともへんちくりんな映画でした。 千々石も出て来ないし、継母はとっても優しいし、、、 時代設定も明治ではなく、昭和9年なんでしょうか? “キューバの豆売り”のレコードをかけて踊りまくる浪子なんて! それでいきなり胸の病を患うとは、なんだか信じ難い〜。 伏見信子サンのりのりで踊っていました。 そののりのりのまま、武男との結婚準備にかかります! 百貨店の外商さんがきて家族揃って品物を選んで幸せそう!! そして、、、新婚旅行へ! 当時としてはかなり接近しているではないですか??? こういう幸せな幸せな場面のあとには、必ず哀しい場面がくるのです。 浪子さん、肺を患い離縁されサナトリウムで亡くなります。 ああ、人間はなぜ死ぬのでしょう、千年も万年も生きたいわ!! まさしく、ないて血をはく不如帰、一巻の終わりであります。 なんちゃって。 長くなったのでワタクシ的つぼの場面は、またあらためまして。 昭和9年/製作・P.C.L.映画製作所/監督・矢倉茂雄
by orochon3
| 2013-06-02 08:52
| 戦前東宝
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