バニキンズ

いまグランフロントでピーターラビットの原画展が催されているそうです。
行ってみたいと思いながら、ふと思い出したのがうさぎの絵のついた食器。
小さい頃ピーターラビットが身近になる以前に吾が家にあった食器で、
絵のうさぎはピーターよりもずっとつり目の独特な顔をしていました。
その味のあるうさぎの表情とお皿の縁を走り回っているうさぎの絵が
とても印象的で、優しく郷愁的な色合いもお気に入りでした。
寒い日にはつり目のうさぎが描かれた背の高いマグカップで、
あったかいココアを飲むのが冬のお約束で大好きでした。
なんでも捨ててしまう吾が母が当然のごとくいつの間にか処分してしまい、
あのうさぎの食器は記憶の彼方へと忘れられていました。
どこかで数度目にしたことがありましたが、またすぐ忘れてしまいます。
この度ピーターラビットの食器を見て、あれ何だったっけ?とまた思い出し、
調べてみたら意外やすぐに謎は判明したのでした。
うさぎさんの名前はバニキンズといいロイヤルドルトンの有名な食器でした。
そしてそれは1934年に英国の修道女によって生まれたのだそうです。
彼女のお父さんがロイヤルドルトン社の役員でした。
子供用食器シリーズを開発中だったときに娘が小さい頃から描いていた
うさぎのイラストを採用したのだとか。
ウイリアム王子など英国王室の子育てにも愛用されているらしいです。
(バニキンズの食器の画像はこちらをご参照ください →  )
初めは役員の娘のバーバラ・バーノンが描いたイラストで、
二代目(1952〜1988)はウォルター・ヘイワード、
三代目(1987〜1955)はコーリン・ツイン、
四代目(1955〜現在)はフランク・エンダーズビーと
これまでの80年余りの間に四人の手によって引き継がれてきたバニキンズ。
吾が家にあったのは二代目のウォルターさんの絵です。
そして、ああ!ここでも1930年代につながっていました!
 よみがえるおさなきころのヴァンホーテン つゆはらいにはつり目のうさぎ

バニキンズの食器を使っていた子供が大きくなって子供をもったら、
実家の母親からバニキンズの食器を貰い受け今度は自分の子供に使う、
そうして使い続けて行くものなのらしいです。
吾が母にはそういうことは絶対に望めないのが悲しいかぎり。
貰ってきたとしても私に子供はありませんが。まあそういう親子です。

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by orochon3 | 2017-02-24 13:10 | その他(ほぼお酒) | Comments(0)


主に戦前邦画と、思い切り偏った読書の感想などなど。近頃はもっぱらお酒ばかりで スミマセン。


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