中島みゆきの「時代」

少し前ですがテレビを観ていた時のことです、
中島みゆき嬢が「時代」をちょっと大げさに歌い上げていました。
彼女になんの恨みもありません、好きな曲もたくさんありますし、
「時代」という曲も今まではそれほど気にかけていませんでした。
けれどこの時は、まるで魚の骨がのどに刺さったみたいに
いやな痛みをもって私の心にも何かがささったような感じがしました。

よく歌われている名曲なのでご存知の方も多いと思います。
けれど、歌い出した途端に私はテレビに向かって文句を言いました。
「ちがうよ、ちがいます、そんなことない!」
何に対してかというと、この部分です。
 そんな時代もあったねといつか話せる日がくるわ
 あんな時代もあったねときっと笑って話せるわ
きっと中島みゆき嬢は、涙もかれるほど泣いた悲しみや辛いことは
いつか消化して忘れ去り、そんなこともあったよねと笑える日がくる
ということを伝えたかったのだと思います。
もちろん私はそれには激しく同感していました。
けれどこの時の私には、上の二行の歌詞だけが別の意味をもって
いつまでもとれない刺さった刺のように残ったのでした。

私は昨年末からずっと猛烈に怒っています。
この怒りを、いつか笑って話せることはありません。
いえ、ちょっと違います、
この怒りを、いつか笑ってあんなこともあったっけと話すようなことには、
絶対にしないとあの日琵琶湖で誓いました。
過去のものとして消化してはいけないことなのです。

よくないことをよくないと、おかしなことをおかしいと、
正しいことを胸をはって言う、私にはそれしかできません。
おかしな人ばかりで暮らしていると、
おかしいことがはや半年で普通のことになっている事実に愕然とし、
猛烈な危機感を抱いて身が凍る思いをしています。
誰も言わなくても、最後の独りになろうとも私は言い続ける。
琵琶湖でかたく握りしめた拳をもう一度強く握りしめて。

今日は仲良しの友達と洋食ランチに出かけます。
彼女も同じく家族の悩みをもっている同志で、
悩みの種類は違いますがお互いにどこへもぶつけられない
怒りや悲しみを吐露しあうのです。
そしてまたしても私の愚痴が炸裂するでしょう、、、ごめんよ、友達。
 蒼白き憤怒の焔につつまれしわれを鎮めよ水無月の雨

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by orochon3 | 2017-06-22 08:08 | 日記 | Comments(0)