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「血脈」を読みながら、一番気になっていたのは
ミカサマリコというのがどんな女性だったのか?ということで、 この本で何かわかるかな、、、と読んでみました。 内容はほとんど「血脈」に書いてある事と変わらないような、 何度も読んだ話が大半をしめていましたが、 「血脈アルバム」という数ページにある写真が、 かなりおもしろかったです。 佐藤紅緑が写真好きだったとはいえ、こんなに沢山の写真が いまも残っているというのはスゴイ! ミカサマリコの舞台について「血脈」では詳細に書かれていました。 実際に観た人に話を聞いたのかなぁと思っていましたが、 ミカサマリコの舞台写真が残っていたのですね!!感動。 だからあんなに衣装の事等こと細かく書かれていたのかァ。 一番ワタクシ好みなのは、佐藤愛子と早苗姉妹の 少女の頃の写真たちで、かわいらしいお揃いのお洋服です。 お母さんであるミカサマリコ(佐藤シナさん)が自らデザインし、 「武蔵屋」さんであつらえていたそうです。 佐藤愛子のカワユイこと!確かに気がきつそうですが。 そして、本文中にもずいぶんと抜粋されて掲載されていた 佐藤紅緑の日記の実物も写真で観る事ができました。 スゴイの一言です。その文章も素晴らしく流麗でしたが、 その字も文章に負けず劣らず素晴らしい。 そして、書き損じがほとんどないのがスゴイのです。 ワタクシも実は小学校の頃から日記をつけ続けておりますが、 書き損じばっかりで、しかもその文章ときたら、、、。 実際に文章を書いていた人とはいえ、素晴らしい日記です。 そしてそれが今も残っている事が私には何とも嬉しいのでした。 すさまじい人生を生きた佐藤紅緑夫妻がちょっと身近になりました。 そして、そして、ワタクシがこの後に読んだのが、、、、 佐藤愛子の「私の遺言」なのでございます。 ああ、そうか!と。 12年もかけて「血脈」を書いたわけがわかったのです。 いえ、書かされたと言った方が良いかもしれません。 この「私の遺言」という不思議な本についてはまた後日。
by orochon3
| 2008-11-29 22:44
| 本
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