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新たなる世界へ

実は焼酎が苦手でした。
昨年くらいから米焼酎が主ですが飲めるようになり、
美味しいんじゃない?と思えるようになり、
このたび「美味しい!」と叫ぶ焼酎と出会いました。
よろしく千萬あるべしという八海山の作った米焼酎です。
へんな名前!と思ったら、中国の吉語だそうです。
説明にもあるとおり、途中で清酒粕を入れた為に吟醸酒のような
いい香り!がします。
焼酎好きの方からは、邪道です、と注意されるかもしれませんが、
これが私の好きな道なのですから仕方がありません。

それでも日本酒とよく似ているけれど非なるもの。
日本酒に比べると透明感があってクールな感じ。
私の贔屓役者伊勢谷友介クンを彷彿とさせます。
すっきり男前な焼酎なので美味しいと感じたのかもしれません。

日本酒はふうわりと身体にしみていくように酔いますが、
焼酎は気がついた時にはキッパリと酔ってしまっていて、
日本酒は現在進行形で、焼酎は過去完了形のよう。

ちなみに、焼酎初心者のレポートとしては、
好んで、というなら米ですが、麦と芋までは大丈夫でした。
ロックにしたり何かで割ったりする飲み方もありますが、
私はそのままがしっくりくるようです。

お甘の世界とは絶縁してしまった身では、
お酒の世界をもっと広げて愉しもうと思います。
これでひとつ広がりました!
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by orochon3 | 2010-04-30 17:12 | その他(ほぼお酒) | Comments(0)

春雷

「大船絢爛派と純情派との競演譜!」
と当時のちらしに謳われていたそうですが、
小暮実千代をあまり贔屓にしないワタクシには、
彼女を絢爛派というのはちょっと賛成しかねます。
川崎弘子の純情派には大賛成ですが。
結局観終わってもどちらが主役だったのかわかりません。
最後に見せ場をとっていっちゃった小暮さんなのかなぁ。
いきなり良い人になって、大金もポンと出しちゃって、
ようやく結ばれた二人が乗った自動車を見送る後ろ姿は、
美しく、ヒールがよく似合う脚が印象的でした。
ワタクシ的には特別出演の田中絹代嬢がピカイチ!
ほんのちょっぴりの出演でしたが。

さて、お話はというと、これを“波瀾万丈”と言わずして
何を波瀾万丈と言うのか、というくらい波瀾万丈でした。
「愛染かつら」などの松竹の作品は波瀾万丈が多いですが、
これもまたまた波瀾万丈。
さて波瀾万丈が何回出てきたでしょう?というくらいです。
次々とすれ違いが起こるのですが、どれひとつとっても、
今では考えられません。ホントに携帯って便利ですねェ!

それにしても。
当時の東京の様子がとてもたくさん出てきます。
こういう映像を見ていると、すいこまれていって、
はたと、現代を生きる自分に立ち戻り、嗚呼、、、残念ながら、
私はこの時代の人ではなかったのだとがっかり肩を落とすのです。
このガッカリ感というや、、、。
じゃあ、そんな映画観るなと言われそう。

昭和14年/松竹大船撮影所/原作・加藤武雄/監督・佐々木啓祐
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by orochon3 | 2010-04-25 16:29 | 戦前松竹 | Comments(0)

そよ風 父と共に

舞台がお風呂屋さん!
大きな月の湯というお風呂屋さんの父娘のお話です。
東京のお風呂なので、浴槽は入って正面奥にありました。
大きなお風呂で、洗い場も立派。
そして高峰秀子(秀チャンと呼びたい!)がキュート。
すじはこちらが詳しいです。
(それにしてもこの方はえらくキチンと映画を観てるなぁ)
秀逸はラストシーン。秀チャンがお父さんに笑いかけつつ、
不意に泣き出してお父さんの胸に倒れて行く場面、
この笑っていたのに、きゅうっと涙が溢れるところで、
ワタシの涙も一緒に溢れてしまいました。恐るべし秀チャン。
まだ若干15歳くらいでは?
本当のお父さんと対面する時に着ていた羽織が良かったです。
アールデコっぽいバラが幾何学に散らばっていました!

清川玉枝さんはいつもちょっと意地悪な感じで出てきますが、
今回はなんだか様子が違う。優しい寿司屋の女将さんでした。
こういうのは、裏があってほんとは意地悪なのでは?なんて、
変に勘ぐってしまうので、油断できないのですが。

寿司屋といえば、お父さんも秀チャンの好きな洋食につきあい、
あまり喉を通らずにそっと立ち食いの寿司屋で寿司をつまみますが、
昔のお寿司は大きいですね!おむすびみたい。
お米を沢山食べる生活だったのは、食事のシーンを観る度に、
つくづく感じます。ごはんいっぱい、おかずちょっぴり。

昭和15年/東宝映画(京都)/脚本・成瀬巳喜男/演出・山本薩夫
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by orochon3 | 2010-04-15 16:00 | 戦前東宝 | Comments(0)

会長の置き土産

去年、職場からひきあげてきたワインの中に、
ワイン会の会長が置いていかれたものがありまして、
飲んでいいヨ、というお許しを頂いたので、
それを勿体つけながらあけております。
何しろ自腹では決して買わないワインばかり。

MARIUS2005年はカベルネ・ソーヴィニヨン100%のラングドックのワイン。
パーカーさんも試飲できなかったほどの希少なワインだそうで、
それがナゼ私の手元に?!嬉しいご縁です。
柔らかで繊細、会長を思い出す香りのワインでした。

そしてAZELIAのBAROLO2001年。ネッビオーロ100%。
バローロもよく会長と頂きましたが、AZELIAは初めて。
力強い、力強い。でもちょっとお洒落。力道山みたいでした。

CAECILIA2003年は、サエシリアと読むのですね、難し。
これ、大好きな味!と思ったらやはり、ラングドッグでした♪
ムールヴェードル31%、シラー28%、グルナッシュ26%、カリニャン15%
好きなぶどうのオンパレード。美味しい、美味しい。
美味しいワインは本当にすぐになくなります。哀しい。

その次にあけたのはDal Forno RomanoのValpolicella Superioreです。
なんじゃろか、初めての味です、なじみが薄い感じで、違和感。
調べてみるとロマーノさんは神様と呼ばれているそうです、理由は不明。
その神様がイタリアのヴェネト州でつくったヴァルポリッチェラ、
ぶどうは、コルヴィーナ&コルヴィーナ・グロッサ70% 、ロンディネッラ20%、
クロアティーナ5%、オゼレッタ5%、だそうですが、何がなんだかわかりません。
どれひとつとっても初対面です、美味しくないのか、と言われたら、
そういうこともないのですが、これ、好き!とはいきませんでした。
とにかく最後までへんな感じ。濃厚で、ふぅわりと酔います。
 『果実風味の塊、恐ろしいほどの深みに完璧なハーモニー、
 そして終わりなき複雑さと余韻』
と、紹介に書かれていましたが、そういうのって全くわからずに、
飲み終わってしまいました。(2002年なので問題はないと思うのですが)
どんな人か全くわからず、実際会って喋ってみてもよくわからず、
結局、全く知らない人だった、という体験をしたような感覚でした。
会長、スミマセン。
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by orochon3 | 2010-04-12 09:05 | その他(ほぼお酒) | Comments(0)

大好きな大好きな霧立のぼる嬢の映画!
と思って観たら、原節子さんもお出になられていて、
結局は大日向伝の主演だったのですね、、、。
ストーリーは田舎の青年が都会に出てきて正義を楯に
やりたいほうだい、挙げ句に出征。
いったい彼はなんだったんだ???という終わり方でした。
(あおられて、残された人たち、あれからどうなるんだろ)

それでもコチラにあるように、都会の洗練された紳士は
アパアトに住んで(お茶の水文化アパアトだそうです)のぼる嬢とダンスしたり、
原節子さんは池のあるお庭の立派な洋館にお住まいで、
そういう雰囲気はたっぷり楽しめました。
節子さんが散歩するお屋敷町は吾が街と少し似た感じがします、
どこなんだろう???

それにしても、のぼる嬢はカワユイ!
手袋を持つしぐさにノックアウトでした。真似できない。

昭和14年/東宝映画/制作・青柳信雄/演出・山本薩夫
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by orochon3 | 2010-04-02 16:06 | 戦前東宝 | Comments(0)


主に戦前邦画と、思い切り偏った読書の感想などなど。近頃はもっぱらお酒ばかりで スミマセン。


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