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「モダンライフと戦争 スクリーンのなかの女性たち」宜野座菜央見

表紙の写真は洋装の川崎弘子嬢と逢初夢子嬢!
これは手に取らないわけにはいきません。
(というか、これも「薔薇とビスケット」の時に夫が見つけてくれたものです)

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紹介される作品は私も観たものばかりで期待はふくらみました。
ところが読んでみて、不思議なことにどんどん嫌な気持ちになっていきます。
筆者の作品に対する切り口がどうも頂けない。
愉しく朗らかな名作「ほろよひ人生」を“拝金主義メルヘン”と言われると、
どうにもこうにもワタシには受け付け難い。
そしてお洒落な「東京ラプソディー」に関しては、バサバサと切り込んできます。
『人身取引による公娼制度を維持する社会で形成された公的言説に寄りかかって、
 近代日本がその脆弱な資本主義の肩代わりを若い女性たちに強いてきた歴史と
 メカニズムを隠蔽する』
というような作品であると言うのですが、いったい、、、、
この作品をこういう見方をする必要があるのでしょうか。
これは、今の時代を生きる者の立場から言えることであって、
あの時代の大衆にとっては当たり前のことであったのではないかと思うのです。

そして名作「祇園の姉妹」と「浪華悲曲」で描かれる”女性の反逆性”が
戦前の検閲には問題視されなかった、女性は二流市民だからである、とバサリ。
「泣蟲小僧」に至っては、成り行き任せに生きる庶民の日和見主義がハイライト。
取り上げられている作品はどれも当時の様々な面を切り取って描かれているのです。
今の世の常識で、あれこれというのは如何なものかとつくづく思いました。
まず、女性は二流市民であることが普通である世の中だったのです。
戦争が通常の生活の中で起こっていることだったのです。
「浪華悲曲」をはじめ、当時の映画を観る度に、
教育や知識や社会に対する理解度というのは、現在のそれと比べると、
恐ろしく低かったのだろうなあといつも思います。
今の私達の感覚で観てはいけないという事をつくづく感じるのです。
そういうことが頭の中に絶えず浮かんでくる本でした。

ジェンダーという言葉が多用されるのですが、これいったいどういう意味?
調べてみると、ジェンダーとは社会的文化的に作られた性別や性差のことで、
それに関する文化や知識一般を指すことも含まれるのだとか。
この本の筆者は、ジェンダーをどういう意図で使ったのか、
読解力に欠ける私にはほとんど理解不能でした。

それにしても。
この本の内容は別としてあの頃の映画を観て、
ただ、ただ、喜んでいるワタシとは大違いで、この宜野座さんはスゴイ。
多種多様な言葉と表現する力、それを整理する力と、構築する技。
同じものを観てもこうも違うのかと、
そういうものがない我が身を憂うばかりなのでした。
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by orochon3 | 2013-09-30 09:38 | | Comments(0)

恒例デトックスの秋

風邪治った!と喜んだのも束の間、ぶりかえしてしまった風邪もまた治り、
肌が弱くなった証であるピリピリ病(去年発病した時の記事)も秋風と共に去りぬ。
頭痛はいまだにひつこく治りませんが(なんだか痛みに慣れてきた)、
一時は諦めていた神戸レディースサウナに行ってきました。
お誕生月に一回無料の葉書が届きます。
今年は無理だなあと咳をしながら肩をおとしていたのですが、
期限ギリギリの月末になって、復調したので行く事ができたのでした。

2012年のデトックス記事 → 
2011年のデトックス記事 → 

毎回同じ感想なので、あまり説明することもないのですが、
ピリピリ病のせいで、去年と今年は汗をかかないように努力の夏。
なので、今年も岩盤浴で一夏分の汗をかききってきました。
スッキリ、スッキリ、身体も軽くなって、爽快感に包まれたのでした。
帰って、鏡に映った自分の顔をみてビックリ。
なんとフェイスラインがいつもよりシャープではないですか。
むくんでいたのね、、、ワタシ。

そして嬉しいことがもうひとつ。
脱衣場にタニタの体組成計が導入されていました。
早速計ってみたところ、素晴らしい結果が出てきたのです。
「体内年齢 25才」!
どうです、どうです、12日に46歳になったばかりのワタシ。
結果表を見て思わずニンマリしてしまったのでした。
これから老化が進んで冥途に近づいていくであろうと覚悟していたのに、
こんな結果を見てしまったらちょっとばかり欲が出ますね、、、長生きしそう。
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by orochon3 | 2013-09-29 16:13 | 美容&健康 | Comments(0)

風邪っぴき

9月に入ってすぐのことです。
窓を開けたまま寝ていて、朝起きたら喉が痛い〜。
でも、まぁたいした事はないだろうとたかをくくっていました。
そして翌日から咳が出るようになり、
はなみずがたららんと止まらなくなり、
タンが切れず咳がひどくて眠れなくなり、
とうとうお医者さんに行きました。
5日分出された薬を飲んで大人しくして、
でも治り切らずもう一度お医者さんに行って、5日間薬を飲んで、、、
ようやく治ったのでした!2週間かかりました。
いやいや、ひどい風邪でした。
ここ数年来、こんな風邪はひいたことがありません。
特に咳がひどくて、胸が痛くて辛かったのです。
タンが切れない咳というものの怖さを知りました。
この若さ(?)でもこれだけ辛いのだから、
ご年配の方ならどれほど辛いでしょう、命に関わるのも分かりました。
それにいつもの頭痛が加わって、もうへとへとになりました。
風邪は治りましたが、頭痛はあいかわらず、、、とほほ。

特にひどかった3日間は、咳で胸が痛くて話もできないくらいでしたので、
まったくお酒を呑みたくありませんでした。
けれども、4日目には、350mlを1本呑んでいました。
3日もお酒を抜いたのは何年ぶりでしょうか、、、。
ワタシの場合、美味しくお酒が呑めるというのが健康のシルシ。
それが当たり前だと思っていたのですが、風邪をひいてわかりました。
健康はスバラシイ。

夏風邪、流行っているそうです、皆さまもどうぞお気をつけください。
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by orochon3 | 2013-09-19 17:27 | 美容&健康 | Comments(0)


主に戦前邦画と、思い切り偏った読書の感想などなど。近頃はもっぱらお酒ばかりで スミマセン。


by orochon3

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