お彼岸・京都・お買物。

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お彼岸の墓参の帰り、またまた京都へ。
パリの食堂跡にできた「Le Milieu」にてランチ。
オードヴル盛合せを単品でとって二人で半分こ。
本日のランチは、メインを二つから選べて、
私はサーモングリル、タルタル添え。
美味しい鮭だったので、タルタルはいらないナ。
レモンだけでさっと食べたかった。
ランチはこれにデザートとエスプレッソがついて
1200円ほど。お腹いっぱいになって満足だけど、
デザートのアイス、残念。
あ、赤のワイン、イッパイだけ。

その後は、新町を散策しつつ寺町三条、新京極などへ。
さくら井屋さんの便箋が切れてたので購入。
ここは小さな頃から通ってて、最近は赤い罫線の便箋がお気に入り。

寺町の伊藤組紐店のショウウィンドウで、
カワユイ!桃色の帯締めを発見し、三分のを買ってしまう。
白っぽいお花の帯留にあわせたら春らしいかしらん、と。
そんな帯留持ってないくせに・・・こうしてはまってゆくのね。
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祇園で少し買い物してから、弥次喜多のおぜんざいを食べて、
ちょっと胸やけしながらココン烏丸のリスンで春用のお香を購入。
ずっと“谷間の百合”だったけど、“スコールと白い花”に変えてみる。
どこか懐かしく優しい香り♪
すっかり春だー
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# by orochon3 | 2006-03-18 12:46 | その他(ほぼお酒) | Comments(0)

ウォークザライン

ジョニー・キャッシュ好きの二人に誘われて、テアトル梅田へ。
早くも今年二回目の映画館!
でもまだ新しい映画館のシステムって慣れない。
ここは切符を買うと整理券を貰い、上映10分前にロビーに集まっておく。そして、
整理番号順に入場するという、ものすごく映画館サイドの都合にあわせたシステム。
銀行や郵便局の窓口みたいで、これから映画観るゾ♪という気分の高揚が出にくいヨ!

ジョニー・キャッシュという人のことはなーんにも知らなかったので、
はぁーん、こういう人だったのか、というくらいの感想しかない。
幼少時のお兄さんの死、貧しい生い立ち、いろんな事がからんで、
彼はクスリに頼ってしまって・・・おきまりのコースをたどるけど、
ジューンという女性がいつも彼の支えになってくれる。
結局、ジョニー・キャッシュは幸せだったのね、良かったのね、という結末。
途中でちょっぴり出てくるエルビスの方がずっと不幸だったのでは、と、
ザッツオールライトママを聴きながら思ったのだった。(良い曲!)
そのぶんエルビスの方がずっとずっとたくさん栄光を持っていただろうけど。

ジョニー役の役者さん、途中でクスリ漬けでおかしくなった時の顔をみて、
おお!この人はあの人だ!と発見した。
あの怖い映画『グラディエイター』で権力欲だけ一人前の冷酷コモドアスを演じた人!!
ラッセル・クロウのマキシマスよりずっと良かったんだから。
久し振りに彼を観られただけでも良い映画だった、と思って帰路につく。
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# by orochon3 | 2006-03-16 09:20 | 映画その他(洋画) | Comments(0)

『昭和の時代に名門に生まれ育った女性16名への貴重なインタビュー集』
と銘うたれた一冊でございます。
以前「CLASSY」という高級な?雑誌に連載されていたものでございます。
ワタクシは地元の誇るH夫人が登場された回を読む為に雑誌を購入し、
その切り抜きをいまでも大切に持っております。
常々我々一般市民はH夫人を溜息と羨望のまなざしで見つめております。
そのH夫人の記事ならば、読まなくては。
その記事が収められている本なら買わなければ。という次第でございます。

疲れてきたので普通に戻してすすめます。
東郷さん、徳川さん、安田さん、酒井(旧姓前田)さん、冷泉さん、山縣さん、朝吹さん。
名字を聞いただけで、どこのどなたかがわかる、という方々がいらっしゃいます。
そんな方々のお話は興味深く、お勉強になることが満載。

戦前バウハウスに留学した山脇道子さんは、紳士仕立てのスーツ、断髪で銀座を歩いていたそう。
「基本は美意識。その人の美意識が生活すべてに関わる。
自分の美意識を磨いて高めることが日常生活全般を向上させる」


加賀百万石の酒井美意子さんは、戦前の完璧な貴婦人教育を受けたそう。
「貴婦人らしさとは『犯しがたい臈(ろう)たけた気品』である。
貴婦人に限らず誰にでも気品は必要。
品格とはいかに育てられたかということが大切。
どんな家に生まれても、気品が大事であると本人が思い、
周囲も彼女をレディとして扱えば、彼女には自然に気品が備わるもの」


色々考えるところはあるけれど、今の生活に取り入れられることはたくさんあります。
我らがH夫人は、病床の御主人を病院に見舞って、毎日ブラインドをあげる時、
今日は学校の校歌、今日は英国国家、などといって鳴り物入りで行ったのだそう。
こういう茶目っ気のある思いやり気配りができるということ、それが貴婦人なのかも。
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# by orochon3 | 2006-03-15 08:23 | | Comments(0)

女性の勝利

山岡さんが徳大寺伸だったなんて!
気が付かなかった。ああ不覚。

女性への啓蒙映画。
古い女性対新しい女性の図式。古い体勢対新しい体勢の図式。
現代の私から観るとなんとも微妙・・・。
でも、当時の女性達は快哉を叫んでこれを観たのでせうか???
それとも、進駐軍の占領政策にのせられただけ???

何度も繰り返される台詞。
「自分の足で、自分一人で立てる人が世界一立派な人」
「自分の足でお立ちなさい」
「私の受けた教育は間違っていたと気づいた」
「女の権利が必要」等々々々々。

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絹代さんは、法廷で熱弁をふるい、肺病の恋人を支え、
女ばかりになった家族を支え、女学校時代の友を支える
八面六臂の大活躍の大熱演。
相変わらずのちいちゃな身体で懸命に生きている。
おしゃれなハイヒールがとってもお似合いです!






古い女代表の三浦光子と桑野通子。
新しい女代表の風見章子と絹代さん。
どっちかというと、イメージ的には反対なんだけどなぁ。
「新女性問答」で魅せられたミッチーの印象が強すぎるのだ。
ミッチーに眉間のシワは似合わない。「向日葵娘」のミッチーが、
一番彼女らしかった。そいういう彼女の魅力を引き出す映画を観たい。

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被告人である三浦光子サン。

半幅帯を貝の口に結んでます。
被告人は法廷と言えどもお太鼓じゃないんだ。







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良家に嫁いでるミッチーは、立派なお着物をお召し。
お太鼓のタレ、かいきり線がズバっと見えてる。
昔は見せる風潮だったようで、普通だったんだろうけど、
今の感覚で見ると、
違和感があるのよぅーひっこめたくなるのよぅ。
こういうところが私はまだまだダメなんだ。




昭和21年4月に完成したこの映画。
「敗戦国」という言葉が出てくるけど、そうだ、日本は敗戦国だったのだ。
つい60年前のことなのよね。

火鉢っていいなぁ。
おつゆを温めたり、お湯をわかしたり、魚を焼いたり、暖まったり。
火鉢を囲んで会話が生まれて。

病室で、電話をつないでくれた看護婦さんに、お礼を言う絹代サンの台詞。
「おそれいりました」美しくてすてきな日本語!

昭和21年・松竹大船/監督・溝口健二
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# by orochon3 | 2006-03-14 08:28 | 戦後映画 | Comments(0)

父ありき・必勝歌

どちらも気が進まないながらも、なぜか二作品続けて観てしまう!
うぅぅん、どちらもダメでした、やはり。直感てあたるのかな。

父ありき
個人的に笠置衆さんも小津安二郎監督も好きじゃないし、
戦前の男子学生、小学生の男の子、お父さん、という男性諸君の暮らしぶり、
というのにもあんまり興味がないワタシにとっては、魅力は薄いのも仕方なし。
唯一、水戸光子サンの着物姿、汽車の中で思わず涙ぐむ仕草はステキ。
大時代的にこれみよがしに泣くのでもなく、
現代のドラマなんかのように自然体ばかりを押し出す泣き方でもなく、
あくまで演技としてほろりと泣く、というの、こよなく美しい!

必勝歌
昭和20年2月に完成したというこの作品。
その半年後に起こる事をわかって観る身には、
どうしようもないくらいかなしく切なく辛い映画だった。
冒頭、南方で戦闘中の場面。
間もなく総攻撃をかけて玉砕せんとする部隊の小隊長が、
小休止の間に、それぞれの故郷に帰ることを許す、と言って目を閉じさせる。
空想の中でみんなそれぞれの帰省をする、という出だしに、早くもグゥと心は暗くなる。

それから続く美談のエピソードの数々。
少年飛行士を志願する息子や、出征直前の兵士へ嫁ぐ決心をする娘を褒める親たち、
優しい組長さんが隣組の家々を点検しながら出勤する光景、疎開先で健気に生活する子供達、
どれもこれも、素晴らしい美談だったのね、きっと。でも、辛くて観るのがいやになる。
どちらかというとのぼせやすいワタシは、戦中の国策映画にすら感化されるたちなのに、
この作品には馴染めなかった。嫌気がさしてしまった。
何か、大きな焦りというか、ゴリ押しのような、不条理なものを感じてしまった。
途中に何故か歌(お山の杉の子)と踊りが入ったり、出演するのは松竹オールキャストで、
絹代さんはあいかわらず小さくてカワユイし、高峰三枝子は気高く美しいし、
溝口、マキノ、清水などの看板監督さん達の演出だったりするのに、どうしてもダメ。
映画の初めと終わりに延々と流れる戦闘場面にもうんざりしてしまい、
見終わった後、あぁしんど・・・とつぶやいてしまった。
もう、こういう映画観るのはいやだなぁ、とつくづく。

父ありき  昭和17年・大船松竹/監督・小津安二郎

必勝歌   昭和20年・京都松竹/製作・マキノ正博
      演出・溝口健二 田坂具隆 清水宏 マキノ正博
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# by orochon3 | 2006-03-13 08:21 | 戦前松竹 | Comments(0)