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音楽大進軍

花粉症でひきこもり中、あれこれビデオは観てましたが、
つまらないのばかりで・・・なかなかアタリがありませんでした。
でもこれは良かったデス!きれいなきれいな画面でした。
何がきれいかというと、すべてです。
お話のスジはまったくどうでもイイというくらい、
出てくる建物や街並みがきれい。欧州映画のように。
(日本ていつからこんなにつまらない街並みになったの??)
まるで時々見る夢の中のような風景が広がって気分爽快。

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特に、東宝の撮影所。こんなのがあったんですねぇ。
そして、富士山を見ながら車を走らせて着いたホテル。
ここ、いったいどこなんでしょうか。
そしてこれはなんていうホテルなんでしょう。
行ってみたい、泊まってみたい。
そしてこんなところで働いてみたいワァ・・・。

それから、かなりツボだったのは、台所の場面。
窓の大きくあいた明るい台所は、ちょっと昭和40年代のようでもあり。
というよりも、昭和40年代頃まではこういう雰囲気がまだ残っていた
ということなんでしょうか???何故か懐かしい台所。
中央に配膳台が据えられていて、壁にはフライパンがかかってる。
床は木です。隣の部屋は畳敷きの食事室。
もちろん、勝手口がついてます♪

あ、内容は国策映画まっしぐら。音楽方面の諸先生方が総出演。
愛しのカワユイ山田五十鈴も長谷川一夫とともに出演。

昭和18年・製作=東宝映画/監督・渡辺邦男

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by orochon3 | 2005-04-27 00:01 | 戦前東宝 | Comments(2)

むすめ

なんともいえない中途半端な感じを残して、
映画がぷつりと終わってしまいました。
戦前の映画を観ていると時々そういう事ってあるんだけど。
最後の高峰三枝子扮するむすめの表情が・・・気になる。
どういう気持が隠されているのか私にはわからない。
あの頃の人達ならわかったの???感覚が違うの???

まあスジはともあれ、高峰三枝子サン、庶民のむすめ役は
全然似合いませんわ。河村黎吉のふうらか父さんを支え、
ぐれたい盛りの19才の弟を支え、しっかり者として洋裁店を
切り盛りするなんていう設定、無理がありますわ。
お面屋さんの娘の三浦光子サンの方がずっと“らしい”感じでした。
このヒトとっても良いコなんだワ、だんぜん気に入っちゃいました。
まあ、それでも、やっぱりファッションは三枝子サンさすが。
着物姿でジャノメミシンをかけ、お出かけする時には洋装。
この洋装が素敵。半袖の腕の飾りは流行の最先端で、
洋裁店をやっているだけあってお洒落でよくお似合いでした。
また靴のアップがありました!ヒールの高い、綺麗な靴。
今でも充分通ります。私もああいうの履いてみたい。
上原謙の歯医者さんも素敵、素敵。
もっと出してあげて欲しかったワー。
それから私のご贔屓サン、飯田蝶子がお面屋の女将サンでした。
メリヤス工場の奥さんにはこれまた贔屓の岡村文子も・・・。
こういう面々を見つけると嬉しくなるのよねぇ。

それにしても河村黎吉。
こういう父さんやらせると右に出る者なしですね・・・
こっすっからい人物、でも根性がないから、性悪にはなれない。
あの子供みたいな笑顔が憎めないのかしらん。
江戸ッ子弁というのかよくわからないけど、歯切れとテンポのイイ
あの話し方も彼の魅力のひとつなんでしょう。
『めっきり はっきり これっきりにしておくれよ』
あの顔でこれを言われちゃあ・・・笑っておしまいにしちゃいそう。

追記。弟のユウキチ君が悪い仲間とつるんで遊びに繰り出す場面。
ぐれる仲間の制服が、ピチピチつんつるてんのスーツと帽子。
ちょっと見にはなんだかこぎれいなルンペンみたいでもあります。
これって社会風俗的に本当に流行っていたのか疑問に思えるくらい、
ぐれている子のする格好とはほど遠い感じがしますが、
当時的には正解の格好だったんでしょうか?こういう感覚って、
やっぱりわからない。で、わからない自分がかなしい。

昭和18年・松竹/監督・大庭秀雄
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by orochon3 | 2005-02-09 22:56 | 戦前松竹 | Comments(0)

母の記念日

国策映画の王道をまっしぐら。
それでも大黒柱の父親不在の家を、
母を助けながら弟妹達を守る長男、佐分利信がバツグン!
両親や目上の人に正しく美しい敬語で接する礼儀正しさ。
女性や目下などの弱者へのいたわりと優しさ。
一家がつつましく暮らす様には感動。
ああいいなぁ、こういう姿はもう壊滅しましたね・・・
こういう国民がどうして・・・???

戦争邁進すべてを祖国勝利のために!という志が
決して素晴らしいとは言いません。
それでも、この頃の日本人の美しさには、
強く憧れてしまうのは、なぜでしょう。

台所の場面が多かったので大満足。
お客様が来て淹れるのが日本茶でなく紅茶というのも、
なんだか嬉しく楽しくなる。そうでなくちゃ!
お母さんの記念日に開けた葡萄酒は、恐らくハーフボトルで、
注いでいくグラスは、ちっちゃなリキュールグラス。
それも注がれる時にも手に持って・・・
こういう場面は戦前の邦画にはよく見られます。
実際のお作法ではどうかと思うけど、いいなぁ。
赤い葡萄酒にはチビのリキュールグラスがよく似合う!

女優さんは三浦光子さん。それよりお母さん役の三人が、
それぞれに個性的でしっかりしていて素晴らしかった。
特に岡村文子サン!!スキだわぁー。色んな映画で大活躍です。

昭和18年・松竹(大船撮影所)/監督・佐々木康
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by orochon3 | 2004-10-18 23:10 | 戦前松竹 | Comments(0)


主に戦前邦画と、思い切り偏った読書の感想などなど。近頃はもっぱらお酒ばかりで スミマセン。


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