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女の街

原節子さん・・・実を言うとあまり好きではありません。
顔と声が、というとおかしいですが、
特にあの手のバタくさいお顔はちょっと苦手で。
嫌いというわけじゃないのですが。

一番嬉しい場面は、出征した夫が戻ってきて、
お風呂屋さんに行ったところ!タイル絵の下の浴槽で、
複雑な顔をして入っている新治郎氏。
どんつきにタイル絵の壁、その下に浴槽という、関東式銭湯でしょうか。
あ、小僧さんは手拭いを浴槽につけていますがいいのかな?
浴槽の淵には模様の入ったタイルがめぐらしてあってちょっとモダン。
ああお風呂はいいなぁ。生きた当時のお風呂屋さんを観る事が出来て
こんなに幸せなことはありません!
それだけでもこの作品を観た甲斐があるというもの。

おでん屋「いね子」で冬は熱燗、夏は麦酒がとぶように売れます。
麦酒は生?細い水道管のようなのにコックがついていて、
それをひねるとシュワーっと出てきます。
これを大きなジョッキに注ぐので生中?と思いきや、
小さなグラスも一緒に出して、ジョッキからグラスに注ぐんですね。
ジョッキというよりピッチャーなのか。勉強になりました。

髪結いさんのところでパアマネントあてる節子さん、
おでん屋を始めてどんどん華やかさを増します。
実際、とても綺麗な方なのだけど、普通の奥さんとは言えない、
なんだか艶が出てくる美しさ。
また着物の立ち姿がとってもきれい!
あらゆる関節の力を少しだけゆるめて、まるで柳のような風情で
ふぅっと自然に立っておられる姿には見惚れました。
ああいうのは計算なんでしょうか。それとも自然にできるのでしょうか。
真似しようったってできっこありませんけど。

河岸に仕入れに行く時、大福帳をひっかけて行く姿、かわいい。
とんかつ屋の日本髪のおてつさんも、かわいい。
最後にはまた仲良しになって良かったですネ。
いね子さんは心が広いのね。あんなに出来た人はやっぱりちょっと苦手。

おてつさん役の清川玉枝サン、ちょっと岡村文子サンに似てるかも。

昭和15年・松竹/演出・今井正
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by orochon3 | 2005-02-10 21:12 | 戦前東宝 | Comments(0)

主に戦前邦画と、思い切り偏った読書の感想などなど。近頃はもっぱらお酒ばかりで スミマセン。
by orochon3

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