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薫と匂宮

瀬戸内寂聴の源氏物語を読み終わり、
田辺聖子の源氏へと続くつもりが、
瀬戸内寂聴のエッセイ「わたしの源氏物語」
という本を見つけてしまったので
復習しながら読んでいます。
アレコレ思い出しながら、、、。
ところがこの本、微に入り細に入りと
細やかに書かれているのに、
宇治十帖が入っていないのです。
玉鬘も良いですが、私は浮舟が好きで、
横川の僧都も隠れファンなのに。
そして、なんてったってもう!
ダンゼン匂宮の贔屓なのです。
やっぱり光源氏の血をひいているせいか、
ア・カルイのがイイですねェ。
中の君のことも色々詮索するくせに、
最終的にはツメがゆるくて、
自然に逃げ場をつくってくれたりする。
良い加減に、イイカゲンなところがイイ。
大好きなのはやはり、
浮舟をさらっていくところ。
ふたりして宇治川を渡る場面では、
いい歳をして胸が高鳴りなりました。
後に浮舟がひとりあの情景を思い出す、
という場面がありましたが、
私も時々思い出してしまって、
ああ、わかるわぁ浮舟の気持ち!
源氏の君が紫上を思わず連れ帰ってしまう
あの場面とともに大のお気に入りです。

それに比べて薫はどうもしんどい。
『自分が実際あまりにも一つのことに
 執着する性分から、他人のすることが
 この上もなく怪しからぬことに思われる』
この箇所を読んだだけでもウンザリします。
うじうじとしているのかと思えば、
いきなり浮舟を宇治へと連れ去って、
それもかなり用意周到に準備していたところ、
なんともいえずイヤな感じがしました。
匂宮とはえらい違い!
 彼の人の腕に抱かれ見た景色
   ゆめかうつつにわたる宇治川




by orochon3 | 2018-03-23 14:59 | | Comments(0)

主に戦前邦画と、思い切り偏った読書の感想などなど。近頃はもっぱらお酒ばかりで スミマセン。
by orochon3

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