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「望郷」を久しぶりに観ました。 原題は「ペペルモコ」ですが、 これは「望郷」の方が断然イイです。 1937年制作で、日本では、 昭和15年(1939年)に公開、 ということですから、 田辺聖子サン的に言えば、 戦前のまだ良い時代の最後の最後、 に公開されたフランス映画です。 私がこの映画を初めて観たのは、 中学の時だったと思います。 昔から和洋問わずに戦前の映画が 好きだったのです。 名画座でかかればかたっぱしから 観に行っていたのですが、 この望郷は、モロッコとともに、 特に好きな映画です。 しばらくぶりで観たら、、、 ジャン・ギャヴァンが若い! そしてギャビーは可愛い! ダイヤのよく似合うこと。 なんと私は歳をとってしまったことか。 正直に言うと、昔はぺぺの事を あまりかっこいいとは 思っていなかったのです。 けれど今回観てみたら、 なんて粋でお洒落でカッコイイ。 そして可愛いところもあって、 どうしてもパリを忘れられない。 そこをくすぐるギャビーの美しさ。 対照的なカスバの女イネスの惨めさ。 刑事スリマンのねちっこさ、、、。 いわゆる名画を堪能しました。 有名なラストシーンなど、 数々の名場面がある映画ですが、 一番好きな場面は、 昔はとびきり美人だったのに 今は見る影も無く太ってしまった 元歌手が歌う「あの人はどこに」。 アコーディオンの音色が哀しく、 少し投げやりな彼女の歌声と ウソンティルドンという響きが 切ない、切ない。 ぺぺはそれを聞きながら、 パリを想っていたのでしょう。 郷愁をさそうメトロの匂いして 忘れがたきは望郷の念 良い映画は時代を超えて、 観るたびに新しい発見があります。 まぁそれはこちらが歳を重ねたから、 なのですが、その時々に、 観る側にいろんな感想を抱かせる というのはその映画の力なのでしょう。 モロッコもまた観たくなりました。
by orochon3
| 2019-06-09 08:57
| 映画その他(洋画)
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