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瀧の白糸

字幕と弁士で繰り広げられる、又しても切なく哀しいものがたり
この弁士、うまい!瀧の白糸の女声も欣さんの男声もちゃんと聞き分けられるし、
ワル役や娘役、年齢・性別・性格が一人の声でこれだけわかるなんて感動!

有名なこのものがたり、実は読んだ事がありませぬ。
なので最後までどうなるのかわからないまま、ハラハラドキドキ。
若い若い入江たか子は、神々しいほどに美しく、
ワタクシの大のご贔屓である岡田時彦サンも颯爽とカッコイイ!!
美男美女が揃うとここまで哀しく切ないのでせうか。

瀧の白糸(入江たか子)が、川べりで舞台用に結った高島田を解く場面、
欣さん(岡田時彦)のつまった煙管を、自分のかんざしで掃除する場面、
そのしぐさ、その立ち方、とにかくどこからどう見ても画になる、見惚れる。
色っぽくて美しくて、そしてどこか哀しい。
美女というのは哀しさをたたえていなければその資格はないのかも、なんて。
最後、立派に仕官して検事になった欣さんを見て、罪人として再会してしまった白糸。
「まあ、ご立派になられて」と微笑む美しさ・・・ここで感極まってナミダ、ナミダ。

原作を読んだ事がないので是非読んでみようと思っているけれど、
とにかく言葉がとってもきれい。読んでも語ってもきれいな言葉。
欣さんと橋の上で再会した白糸の台詞が良いデス!
「あんた、その後はごきげんよう」

おまけ。
憎き高利貸しの岩淵!どこかで見たと思ったら、菅井一郎サンだったのね。

昭和8年・新興キネマ(入江ぷろ)/ 監督・溝口健二/原作・泉鏡花『義血侠血』
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by orochon3 | 2006-03-27 11:31 | 新興キネマ | Comments(0)

主に戦前邦画と、思い切り偏った読書の感想などなど。近頃はもっぱらお酒ばかりで スミマセン。
by orochon3

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