カテゴリ:旅( 153 )

水無月の宇治 四

ようやく最終回となりました。
長々とおつきあい頂きまして
ありがとうございます。

怖くてうろちょろした挙げ句、
疲れた私はもう花散里での
ランチをとりやめて、
あるお店を目指す事にしました。
それはミュージアムへ向かう時に、
宇治橋通り商店街を通っていて、
見つけていたお店です。

ミュージアムを出て、
再び宇治川を渡りました。
来た時とはうってかわって、
陽射しが痛いほどの晴天。
朝方のあの雨はなんだったの???
そして観光客がワンサカと
平等院へと向かっていました。
本当は朝霧橋を渡ったり、
宇治十帖のモニュメントを見たり
色々と行ってみたかったのですが、
あちこちに自撮り棒で熱烈撮影中の
人々があふれているのです。
あの中へ入って行く勇気が出ず。
朝はあんなに静かだったのに、、、
そして商店街もお店が開いて
ここにも観光客がいっぱい!
飲食店の前には行列ができていたりして
以前の静かだった宇治のまちの
あまりの変わりようにビックリしました。
けれど、私が目指すお店は、
きっと大丈夫でしょう。


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うどん、そば、丼物の大阪屋さん。
玄関でオバアチャンが掃除をしていて
「開いてます?」と聞くと笑顔で
「うん、二階へどうぞ」とお返事。
扉を開けると急な階段があって、
のぼっていくと思ったより広い店内で
厨房も二階にありました。

メニューを眺めて悩ましい、、、
きつねかかやくかはたまたカレーか?
お出汁を味わいたかったので、
かやくうどんにしました。
少々待ってオバアチャンが
運んできてくれたかやくうどん。
器を置くなりオバアチャンは、
「自慢のお出汁です」とおっしゃいました。


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早速自慢のお出汁を頂きました。
わーこれこれ、このお出汁です、
甘くなくてキリッとした旨味の
京都のおうどんのお出汁です。
私は大阪のあまいお出汁より、
こっちの方が好きなのです。
京都の普通のおうどんの王道です。
具は、かまぼこは計4枚、
巻き麩に若布に卵焼き、
そしてとろろこぶと、
干し椎茸のたいたもの。
これには食べやすいように
切れ目が細かく入っていて、
静かに感動してしまいました。

自慢のお出汁は美味しくて、
おうどんは柔らかくて、
いつ何時でも欲している
私の中のおうどんの典型です。
一滴も残さず食べ干して、
お腹いっぱい、ごちそうさまでした。

お勘定は650円也。
オバアチャンに
「美味しかったーお腹いっぱい」
と言うと、
「66年!」と一言おっしゃいました。
その時の誇らしげなお顔が
今も忘れられません。

私が行って食べて帰るまで
ずーっと独りだけでした。
静かにゆっくり食事ができて、
外に出たらすごい人込み、、、
宇治で良いお店と出逢えました。
 どこにでもあるようでない美味し店
   出汁とりつづけ六十六年

水無月の宇治はこれにてオシマイ。
ミュージアムがリニューアルしたら、
ぜひ再訪したいと思います。

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by orochon3 | 2018-06-17 12:55 | | Comments(0)

水無月の宇治 三

源氏物語ミュージアムはこじんまり、
規模は大きくありませんでした。
平安京と光源氏がテーマの「平安の間」と
宇治十帖がテーマの「宇治の間」の
ふたつの展示室だけで成っています。
そのふたつの部屋をつなぐのが
渡り廊下の「架け橋」なのでした。

牛車の展示がある「平安の間」を出ると、
細い「架け橋」があり、
平安の都から別業の里である宇治への
道行きを体験できます。
ここは他に比べて比較的明るかったので、
薫になったり匂の宮になったり、
浮舟になったり中君になったりして、
何度もこの架け橋を渡って遊びました。

『宇治への道行き』
都から牛車に乗って6時間ほど、、、
今は電車で20分くらいでしょうか。
便利ですがなんとも風情のないことです。

 
わが庵は都のたつみしかぞすむ
よを宇治山とひとはいふなり
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さあ、宇治川を目指して参ります。
こうして見ると案外暗かったのですね。
他が真っ暗だったから、
ここは本当に夢の浮橋のようでした。


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まずはとりもなおさず鴨川を渡る。


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そして山道を超える。
ここは怖かったことでしょう。


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六地蔵から木幡をぬける。
木幡には藤原摂関家のお墓があり、
宇治稜と言われているのだとか。
電車からもチラリと見えたアレでしょうか。


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橋の先には宇治川です。
6時間とはほど遠く、
20歩もない距離でしたが、
情趣は充分に感じられました。


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この宇治川まで来ると、
向かって左手にある「宇治の間」へ
つながります。
例の怖い怖い人形さんがいるところです。
何度ものぞいてみたけれど、
真っ暗で誰もいないので怖くて、
のぞくだけでまた都の方へ引き返し、、、
いま考えたら、ウロウロと
架け橋を行ったり来たりしている私こそ
はたから見れば怖かったのでは、、、。

展示を充分に楽しめなかったけれど、
怖がり過ぎて精神的に疲れたので、
明るくて人がいそうな情報ゾーンへと
移動しました。
まずは図書室ですが、
図書室のかなりのスペースを割いて、
瀬戸内寂聴コーナーがありました。
源氏とは全く関係のない本も多数。
少々訝しく思いながらも、
ぐるりとまわりましたが、
隣の部屋で講座が開かれていて
かなりマイクの音がうるさくて気になります。
ゆっくり本を読むどころではないので、
隣のカフェ花散里へ行ってみると、
ここも結構うるさいのです。
食堂のようで落ち着かないし、、、
花散里の名とはかけ離れた感じでした。
ショップはほとんどが和雑貨ばかりで、
ここでゆっくり遊ぼうという思惑がはずれ、
時間もお昼になりそうだったので、
あの講座の人達が出て来てしまったら
大混雑になりそうだし、、、
という事で、ミュージアムから退散する
決意をしたのでした。
滞在時間は2時間半ほど。
色々と後ろ髪をひかれましたが、
秋のリニューアル後にまた来よう。
 再訪を決めて立ち去る宇治川へ
   ふりかえり見てこころを残す

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by orochon3 | 2018-06-16 14:17 | | Comments(0)

水無月の宇治 二

源氏物語ミュージアムの
自慢である映画を観るには、
まず”宇治の間”に入らねばなりません。
後から知りましたが、
ここは宇治十帖がテーマで、
物語シアターというのが上映されます。
紗幕や実物大のセットで
宇治十帖の名場面を再現している
ということでしたが、
入り口にいた女性が私を導き入れた時は
この部屋は真っ暗!
ふと薄明かりの方を見てしまうと、
大きな平安人の人形さんが立っていて、
ひゃっ!と声をあげてしまいました。
その横はもっと暗くて、お姫様が二人座って
楽を奏でているみたい、、、
あ、薫が大君と中君を見た場面、、、
咄嗟にもすぐに把握してちょっと嬉しい私。
でも怖過ぎる。

「コチラへどうぞ」
と促されて入ったら、
いきなり本当の水をはった池がある!
そこに小さな橋が渡してあって、
そこを渡って座席へと行くのですが、
これもまたくらーい中を歩かねばならず、
向かう座席は背もたれがなく階段状で、
その段にはたくさんのロウソクがユラユラ、、、
座っているのはご婦人が独りだけ、、、
「うわ、こわーっ」
もう、もう、声に出してしまいました。
ロウソクは電気のロウソクでしたが、
ユラユラして怖いのなんの。
少しして後ろに三名ほどお客さんが増え、
ようやく映画が始まりました。
「橋姫」というタイトルで、
緒形直人の語りのイントネーションが
へんてこなのでそれが気になって
仕方がありませんでした。

それにしても、この怖さはなんだろう。
人もいないし、館内を見るのは
もう無理、、、帰ろうかしら。
と思いながら廊下へ出てきたら、
救いの神というか何と言うか、
70代以上のご婦人の団体が来たのです。
あぁ、この人達に混じれば入れます。
まずは”平安の間”へと紛れて進みました。
ここは、平安京と光源氏がテーマですが、
なんせ団体のご婦人方がウルサい。
そして展示の前を占領するので、
遠くて見えません。
と、ガイドさんが「映画が始まりますー」
と言ったものだから再びあの怖い部屋へ
皆さんと移動しました。
ところが、、、
ご婦人方のスゴイパワーで、
あの映像展示室がまったく怖くありません。
映画は今度は「浮舟」という
人形さんが動く映画で、面白かったです。
映画は2本とも宇治十帖をかいつまんで
カンタンに紹介したものでした。

映画が終わり、部屋から出ると、
団体さんご一行は跡形もなく消え、
また私一人が残されてしまいました。
あぁどうしよう、と思ったら、
年配のご婦人の二人連れが
やって来てくれました。
後を追ってまた平安の間へ入ります。
やっぱり暗いけど、
少しは展示を楽しめました。
けれど、この二人連れも間もなく帰って、
私はまた廊下へ出て誰かが来るのを待ち、
そしてくっついて入る、、、
そういう事を繰り返していたら、
なんだか疲れてしまいました。

もっとよく見たかった牛車。
思っていたよりかなり大きいものでした。
露出をあげて撮ったので
明るく見えますが、本当は暗い中に
ぼーっと置いてあるので怖い。


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牛車のお隣の展示は、六條院です!


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これもかなり暗いので見にくいですが、
細やかな作りが楽しいです。
もう少し大きかったら良かったのに。

アップにすると、
こんなカワユイ人形さんもいました。
これは唯一怖くなかった人形さんです。


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どんどん長くなってきたので、つづく。
 憂し地へと心ははやり来てみれば
   宇治の流れはわれを拒むか

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by orochon3 | 2018-06-15 13:05 | | Comments(0)

水無月の宇治 一

朝7時過ぎに出る夫と一緒に出て、
私は宇治へ向かいました。
京都で奈良線に乗り換えて、
宇治駅に着いたのは9時ちょうど。
車窓から見えた宇治川に、
ゾワゾワっとした感覚をおぼえ、
何かわからない恐ろしさに包まれました。
晴れの予報だったのに、
駅を出たらどんよりとした空から
霧雨が降ってきて、寒い、、、。
これこそ宇治ですね、晴れは似合わない。

商店街をぬけて宇治橋まできました。
ずいぶん前にここへ来た時、
「うわー紫式部やー源氏やーうへー」
などど悪態をつくほど、
源氏物語からは遠い存在だった私が、
この像の写真を撮る迄になりました。
人間、変われば変わるものです。


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おどろおどろしい雲、
紫式部の頭上に晴れ間があって
それが怖さを増しました。

そしてその横には、
夢浮橋の古蹟が、、、
ああ、とうとう来たのですねぇ。
写真、写真。

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興奮のあまり良い写真が撮れていません。
そしてこの向こうの宇治川が
あまりにも、恐ろしくて、、、


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梅雨時のせいか、いつにも増して、
雨量が多くて流れる音が怖い。
車窓から見えた時よりももっと怖い。
現代は車の音が大きくて、
それほどでもないかもしれませんが、
それでもこれだけ怖いのですから、
川の音しか聞こえなかったであろう
平安の頃ならば、
どれほど恐ろしく心細くなったのか、
しみじみと分かりました。

すっかり宇治十帖の世界にひたりきって、
橋の上から宇治川を眺めていたら、
犬の散歩をしているオバサンに
笑われてしまいました、、、。
でもいいのです、この為にはるばると
ここまでやって来たのですから。
思い存分に川を眺めていました。

宇治橋からミュージアム迄、
道が分からなかったのですが、
高齢者の方々の群がミュージアムへと
ひたひたと進んで行くので
ついて行ったら着いてしまいました。
この日は入門講座がある日だったようで、
60名ほどの高齢者のご婦人方が
わやわやとホールへ入っていかれました。

ミュージアムの方へ入ると、
入り口の女性が「映画が始まります」
とお出迎えしてくれました。
いきなり映画とは、、、と思いながら
せっかくなので観る事にしたのでした。
それが恐怖の始まりでした。
 宇治川のつよき流れに身をすくめ
   ただ立ちつくしわれを忘れる

まだまだ続きます。


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by orochon3 | 2018-06-14 17:08 | | Comments(0)

春の信濃路(おみやげ編)

二泊三日の信濃路の旅は、
いつも家にひきこもっている私に、
非常に良い刺激を与えてくれました。
目に入ってくるもの何もかもが
新鮮で楽しく驚きの連続でした。
おおげさですが、”旅行している”
という事じたいにすら興奮するくらい
ウキウキしっぱなしだったのでした。
そんな状態ですから、
見るもの、聞くもの、
なんでも欲しくなってしまい、
車旅でもあったので、
荷物は増える一方、、、
で、その結果です。

西之門で買ったお酒と、
長野のスーパー綿半で見つけた地酒。
詳しくはまたおいおいとご報告いたします。


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あちこちのSAで見つけた
美味しそうなものの数々。
岐阜のお味噌やお漬け物、
善光寺味噌に信州そば、宮きしめん、
お酒のおともばかりのような気も、、、。


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念願の八幡屋礒五郎での収穫。
一味缶、ゆず七味缶、山椒七味缶、七味ガラムマサラ缶、
オリジナルの”牛にひかれて善光寺”柄の七味缶、
山椒みそ、七味辛みそ、七味炒め油にしょうが佃煮。
多いようですが吾が家は唐辛子の消費がひどいので、
どれもあっという間になくなるでしょう。


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行く前から、絶対に欲しかった、
関ヶ原東西対決のマグカップ。
養老SAで入手できました。
実は店頭になかったのです。
店員さんに聞いたら最後のひとつが
引き出しの奥に残っていたのを
探し出してくれました。
ちゃんと紋の説明書きもついています。


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お酒は順調に消費されていて、
写真にはない丸高の野沢菜も
もう食べてなくなりました。
買ってきたお味噌で作ったお味噌汁は
何故かとても懐かしい味で、
しみじみと美味しいです。
家に帰ってきてからも
まだ旅が続いているみたい、
旅行っていいな、とつくづく思いました。
今度はどこへ行く?という気持ちが
ムクムクと既にわきあがっているのです。
家にいたい、どこへも行きたくない。
なんて思っていたのはどこの誰でしょう?
 お土産はうれしい旅の戦利品
   心の旅はまだまだつづくよ

春の信濃路、長らくおつきあい頂き
ありがとうございました。
ようやくおしまいです。

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by orochon3 | 2018-04-18 13:33 | | Comments(0)

春の信濃路(その6)

4月11日、旅も最終日、この日は曇。
7時前にフロントへ降りると、
名古屋駅へのシャトルバスが
ちょうど出発するところでした。
いそいそと乗り込み、JR名古屋駅へ。
目指すは7時開店の驛釜きしめん。
そうです、モーニングきしめんです。
7時過ぎでもう賑わっていました。
私は昔ながらのきしめん、680円也。
三角のおあげさんが入っていました。
夫はこれに天むすがついたセット。


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味が濃そうですがそうでもなく、
鰹節が非常に良い仕事をしています。
柔らかく美味しいきしめんで、
きしめんってこんなに美味しかったっけ?
というくらい。嬉しい誤算でした。

駅のお土産やさんを散策。
宮きしめんの半生タイプを見つけ、
春ういろも見つけ、やれ嬉しや。
そんなこんなで8時になったので、
コンパルへと移動しましたが、
既にもういっぱいでビックリ。
とにかくコレを食べずには帰られない。


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食べられるかなー?なんていうのは
まったく愚問でした。
濃い味付けの揚げたて海老フライの
サンドイッチは、泣きそうなくらい
美味しい。
930円ととてもお高いのですが、
このヴォリュームなら適正価格でしょう。
夫と半分こしてごちそうさま。
もう、もう、お腹がいっぱいです、
満員の地下鉄でホテルへ戻りました。

身支度をして10時にホテルを出発。
本当はあんかけスパゲティを
食べに行く予定だったのですが、
とてもじゃないけど無理です、無理。
雨も降るようなのでとっとと帰ろう。
帰り道に何故か熱田神宮へ行くという夫。
初めてだと言います、では行きましょう。
曇天ではありましたが、
空気が澄んで気持ち良い空間です。


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なぜかアジア系の団体さんが多く、
どういう所なのか説明を受けて
ここへ来ているのでしょうか???
お参りして、鶏にも挨拶しました。
巫女さん曰く、野良鶏だそうです。
ぶくぶくコロコロに太った雄鶏が
気持ちよく大声で鳴いていました。

名残は惜しいですが、
そろそろ家に向かいましょう。
高速に乗って、途中、
充電の為に御在所SAに寄りました。
ほとんどのSAやPAにEVクィックがあるので、
本当に便利です、よくお世話になりました。
充電30分の間に何か食べるつもりでしたが、
まだあまりお腹がへっていなかったので、
何か軽く、と思いながら並んだお店を見ていると、
山本屋本店を見つけてしまいました!
そうだ、名古屋に来たのに食べていなかった。


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赤味噌の誘惑には勝てず、
ついつい注文してしまいました。
やっぱり美味しいです!
三分の二は食べてしまったほど、
赤味噌の威力は恐るべし。
残りは夫が食べてくれました。
ちなみに彼は鶏カツドン。

朝から、きしめん、海老カツサンドに
味噌煮込みうどんと、名古屋メシの
オンパレードで旅をしめくくり、
今日は今日も食べ過ぎました。

充電も済んで、一路吾が家へ。
帰りは大津SAで休憩しただけで、
14時半には無事帰宅しました。
お疲れさまです、
楽しい旅でした、ありがとう!
 信長へ秀吉へまた家康へ
   勝ちをさずける熱田神宮

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by orochon3 | 2018-04-17 14:10 | | Comments(0)

春の信濃路(その5)

善光寺を出たのは11時半。
梓川のSAで途中休憩しましたが、
このSAは素晴らしい景色でした。
雪を頂いた南アルプスが目の前に広がり、
広々としたテラス席もあります。
その席には、外国の人々が
コーヒーやパンを手に座っていました。
ややや、ホントのアルプス?と思いきや、
ここにも外国人団体客が大勢いたのでした。
中に入ると、おそばを食べている
同じ団体のオジちゃんがいて、
チャレンジャーだなあと関心しました!
彼らはトイレの掲示板を激写したり、
厨房の中もバシャバシャと撮影しまくり。
とても楽しそうでした。

早い時間に善光寺でおそばを食べたので、
カツカレーとおやきを
二人で分けながら食べたのですが、
これがまた、なんというか、、、
大きく「ハズレ」と書かれたような
かなしいお味だったのでした。
まあ、こういう事もあるでしょう。


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気温は22度、車内は暑い暑い!
運転手の夫も私もかなり疲れたので、
もう夜に出かけるのはやめて、
百貨店でおかずを買って部屋で宴会にしよう、
と早々に決めました。
そうなれば、とばかりに、
梓川SAで信州サーモンのスモークを
保冷剤と共に買っておきました。
これで夜の晩酌、、、うれしや。

ドーミーイン名古屋栄に着いたのは、
16時半、良い頃合いです。
三越へ繰り出してお惣菜を買い求め、
ついでにお酒も買い求め、
ホテルへ戻りました。

名古屋のドーミーインにも、
天然温泉の大浴場がありました。
時間帯のせいなのか、ほぼ貸切で
ヌルヌルの温泉を満喫できました。
お風呂上がりのビールが美味しかったこと。
そして信州サーモンのスモークも
期待通りの美味しさでした。
少し広めのお部屋だったので、
ゆったりできたのが本当に良かったです。
明日は旅の最終日、
名古屋メシをたのしみます。

今回、車窓からは色んな種類の
桜の木を楽しむことができました。
見た事もない大木の桜並木に
びっくりしたり、山肌に点在する
山桜を見つけるのに夢中になったり。
一番壮観だったのは、山里に一本だけ
たっていた大きなしだれ桜です。
あまりの美しさに目を奪われました。
これまで八重桜一本党でしたが、
しだれ桜の良さを今更に知ったのでした。
 道々に多種多様なる桜の木  
   しだれ桜に軍配あげる

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by orochon3 | 2018-04-16 16:29 | | Comments(0)

春の信濃路(その4)

4月10日は快晴。
雲一つありません。
ホテルを8時に車で出発しました。
善光寺まで10分ほどですが、
大きな広い道路を走って行くと、
目の前に大きなお寺がすぐに見え、
まるで四条通りの八坂サンのようで、
ここでもう大興奮してしまいました。

目指す”西之門”はすぐにわかりました。
満開の桜の中庭があって、
酒蔵、レストラン、茶店、売店が
その中庭を囲んでいる佇まい。
長野っぽいですねー。
前に行った諏訪でも感じたのですが、
長野は”都会の人が好きな田舎”
というのを演出するのが上手なのです。
ただの田舎じゃないぜ!という感じ。
パンフレットの写真と同じ光景が
目の前にあって歓迎してくれました。


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売店のお姉さん方は親切で、
すぐに甘酒やみそ汁の試飲が始まり、
お酒も、、、と言われたので、
「それはお参りの後にします」
と勇気をもってご辞退しました。
良いお店です。


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さあいよいよ善光寺さんへ。
西之門からすぐに入り口でした。
大きい。広い。
すべてが想像以上ですが、
圧倒するようなものではなく、
包み込むような優しい大きさです。


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まだ早いせいか、人は少なく、
静かな境内にいると、
この世にいるのかどうかさえ
かわらなくなってきました。


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気持ちよくお参りをすませて、
裏手にまわると桜が満開。
善光寺さんは思っていた以上に
しみじみと良いお寺でした。
連れてきてくれた夫に感謝、感謝。
本当にありがとう。

なんて余韻もそこそこに、
そのまま参道をくだって、
七味屋さんへ入り込みました。
ずっと来てみたかった八幡屋礒五郎。
今では吾が家近辺でも簡単に
手に入りますが、やっぱり本店がいい。
七味に一味に山椒、柚子、カレー粉にと
しこたま買い込んでホクホク!
そして今度は西之門に戻って、
試飲、試飲、試飲。
機械しぼりと袋しぼりの飲み比べで
ダンゼン袋しぼり!と思いましたが、
一本一万円と聞いてやめました。
結局前夜買ったものの一升瓶を買い求め、
他、甘酒、味噌、にごり酒も。
車に積み込み、さあ帰ります、、、
と、その前にせっかくだから
門前そばを食べてからにしよう。
時間が早かったので、西之門さんに聞いて、
早くからあいている大丸さんへ行きました。
私はさらしな。


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夫のざるそば。


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どちらも美味しく、
諏訪と同様に量が多くて安いです。
ごちそうさまでした。
もう、心残りはありません。
今回はひょんなことから知り合った
西之門さんに大変お世話になりました。
旅先でのこういう出逢いって、
本当に心嬉しいものですね。
さあ名古屋へと移動です。
 やわらかなひかりのもとにおわします
   み仏のうちにつつまれ祈る

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by orochon3 | 2018-04-15 14:30 | | Comments(0)

春の信濃路(その3)

旅の片づけがようやく終りました。
これさえなければ、といつも思う。

昨日からのつづきです。
焚喜屋でほろ酔いになって、
駅ビルへと向かいました。
ここはなかなか洒落ていて、
長野の物産が揃っています。
私は密かに諏訪で買った
舞姫のお酒を探していたのですが、
売り場で店員のオジサンに声をかけられ、
「舞姫が欲しいです」と言ったのに
「うちのお酒飲んでみてください」
と試飲のお誘いを受けてしまい、
そのあまい誘惑に負けました。
オジサンは善光寺外苑にある
『西之門』というお酒の”よしのや”
という蔵元の方だったのです。
(よしのやのHPはこちら →  )
色々説明を受けながら試飲して、
すっかりここのお酒のファンになり、
「善光寺に行くなら是非うちへ!」
というおじさんの言葉に浮かれました。
そこにしかないお酒があると言うのです。
そして美味しいお味噌もあるのだそうで、
本当はすや亀に行く予定だったのですが、
ダンゼン、よしのやに決めました。
おまけに千円以上購入で、
善光寺横の駐車場が3時間無料になる
というではありませんか。
ワタシ、千円以上買う自信は満々です。

とりあえずここでは、
試飲の上、一番美味しかったお酒、
雲山 純米生原酒の小さい瓶を
翌日の買い物を楽しみにして、
一本だけ買って帰りました。


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(よしのやのHPより)


長野駅の善光寺口には「縁」と書かれた
赤い提灯がずらりと提げられています。
駅ビルに行ったおかげで、
私たちにも良いご縁を頂きました。
オジサンありがとう!
 たまさかのえにしを結ぶ善光寺
   西之門には旨し酒あり

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by orochon3 | 2018-04-14 13:45 | | Comments(0)

春の信濃路(その2)

今回の旅で善光寺さんの次に
楽しみにしていた信州サーモン。
さてどこに行けば食べられますか?
ホテルの近くを探索していて、
「焚喜屋(やきや)」という居酒屋を
見つけ、その店頭にあったメニューを見て
びっくりして欣喜雀躍!
”信州サーモン、大王岩魚、天魚の三種盛り”
本当ですか?
こんな三種盛りが食べられるなんて、
まるで夢のようではないですか!
私は川魚が大好きなので、
そのお刺身なんて貴重な機会です。
是非ともここにしましょう。
ちょっと派手な外観ですが、
中に入ると普通の居酒屋でした。


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珍しくカウンターに座ると、
厨房の中にオジサンが一人いました。
「信州サーモンが食べたいのです」
と言いますと、例の三種盛りを奨められ、
とりもなおさずそれを注文。
向かって右から天魚、信州サーモン、大王岩魚。
一番左の信州サーモンの薫製は
オジサンからのサービスということです。
オジサンありがとう!


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初の信州サーモンです、
美味しい、美味しい、美味しい。
大好きな味です、ネットリしっとり。
そして大王岩魚の美味しさにも
感動しました、脂が素敵に美味。
大王岩魚は正しくは信州大王岩魚と言い、
信州サーモンに続いて開発されたのだとか。
これは嬉しい発見!
天魚は少し〆てあり塩気があって美味で、
どれもこれも好みの味で大満足でした。

夫は馬肉のお刺身と鹿肉の炙り焼きを
注文していました。
この鹿肉がなんともいえない美味しさ。
柔らかくしっとりした食感、
しっかりめの味付け、
お皿にふられた山椒がよく合い、
お酒がすすんで仕方がありませぬ。
これは、大正解でした。


b0019591_14240961.jpg

普段は夜にあまり食べないのですが、
今日ばかりは食べずにおられようか。
オジサンに声をかけました。
「信州サーモンがもっと食べたいです」
オジサンは笑いながら頷いていましたが、
単品メニューはなかったそうです。
仕方ないなぁという笑いだったのか、、、。


b0019591_14255369.jpg

掟破りの信州サーモンだけのひと皿。
焦って手前の一切れを食べた後で
気がついて写真を撮りました。
夫にも分けてあげましたが、
本当に美味しい信州サーモン!
大ファンになってしまいました。
死ぬ前に食べたいくらい。

メニューは他にも、ジビエ類や
信州の地のものがたくさん。
気取らず丁寧な接客で、
活気のある良いお店でした、
おすすめです。

この日のお酒は、
信州限定販売の佐久の花の裏佐久、
しぼりたて水尾の紅、
そして夫の真澄の焼酎を少しもらい、
良い気分、楽しい嬉しい晩餐でした。

と言ってもまだまだ7時前。
長野駅の駅ビルへ探索に行きました。
つづく。
 圧巻の信州サーモン山盛りに
   舌鼓うつ信州の夜

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by orochon3 | 2018-04-13 13:08 | | Comments(0)


主に戦前邦画と、思い切り偏った読書の感想などなど。近頃はもっぱらお酒ばかりで スミマセン。


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