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「新源氏物語」田辺聖子

年末にかかるまでに
滑り込みセーフという感じで
ようやく読み終わりました。
田辺サンの愛情がターップリと
詰め込まれた物語でした。
もうお腹いっぱいです。
初めはちょっととまどいながら、
そのうちどんどん引き込まれ、
気がついたらどっぷり浸かり、
田辺調にすっかり酔いしれて
読み終えるのが寂しい、、、
なんて思ったところで読了です。

巻末の石田百合子氏の解説文に、
『巻名が、全ていかにも著者好みの
 優艶なことばの連なりになっていて、
 源氏に遊ぶ著者の楽しげな風情が
 いっぱいに漂う』とあるとおりに、
『もとの巻名を織り込みつつも、
 その巻の内容もあらわすといった
 凝った趣向』の巻名からしてもう
どっぷりと田辺聖子ワールドなのです!

そして空蝉との恋から始まる物語は、
田辺聖子調とも言うべき、
どこかにおかしみが見え隠れしつつ、
優しく柔らかくふんわり綿菓子のような
しらべで語られていきます。
しっかりと血肉となって田辺サンの中に
染み込んでいる源氏物語という
壮大な物語を、丁寧に愛情を持って、
現代の私たちに届けてくれました。

最後の巻では紫の上が亡くなり、
一人残された源氏が嘆きに嘆き、
悲しみに悲しみ、出家を決意して終わります。
『雪は降り積もる。
 迷い多かりし源氏の生涯を、
 浄めるかのごとく雪は降り積もる』
という哀しくも美しい文章で結ばれます。
その昔、女性たちが夢中になって
読んでいたというこの物語の魅力は、
こういう事だったのではないかと、
はるか時をくだった現代の私は、
ほぉっとして本を閉じたのでした。
瀬戸内寂聴の源氏物語とあわせ、
この田辺新源氏物語をお貸しくださった
秋桜様に心より感謝を申し上げます。
新しい世界への扉を開いていただき、
ありがとうございました。
 優艶なことばでつむぐものがたり
   千年を超え源氏にあそぶ

髭黒の大将と近江の君の訛りには
まったく度肝を抜かれ、
大笑いしてしまいました。
こういうのがたまりませんねー。

by orochon3 | 2018-11-30 13:26 | | Comments(0)

晩秋のカレーうどん

前日の小春日和から一転、
少し寒くなるという予報だった昨日、
冷凍庫であたためていた(変な表現?)
カレーの残りを出してきました。
おんちのおうどんとお出汁も
青ネギも買ってきました。
”カレーうどん用”と記して冷凍していた
とっておきのお肉も解凍しました。
b0019591_15420626.jpg
カレーの残りからの華麗なる転身なので
人参やジャガイモが入っているのはご愛嬌。
スジ肉のあまい旨味がたっぷりで、
そこへ切り落としとはいえ、
ちょっと上等のお肉を入れています。
淡路の玉ねぎもたっぷり入れました。
惜しむらくは、ぢんとらのカレー粉を
きらしてしまっていたことですが、
けれども、美味しくないわけがない。
フーフー言いながらズルズルとすすり、
白いご飯を頬張り、白菜漬けを食べ、
あーおんちかった!
浜村さん、もとい、おんちさんありがとう。
 朝顔を洗った水の冷たさに
   ちかづく冬の足音を聞く

ちょっとばかり身体がへばっています。
カレーうどんで喝を入れて、
ガンバレ、わたし。

by orochon3 | 2018-11-29 08:41 | 日記 | Comments(0)

興福寺 中金堂の再建

先日放送されて録画していた
興福寺の中金堂再建に密着した
ドキュメント番組を見ました。
タイトルは「蘇る天平の風〜
興福寺中金堂300年ぶりの復元」。

創建からなんと七度も火災などで被災した
という中金堂を、創建時の姿で蘇らせるという
途方もない計画でしたが、
この再建が成ったあかつきには、
その中金堂と五重塔の間には、
天平の風が吹く、と多川貫主は笑顔で
おっしゃっていたのが印象的でした。

つい最近、こんな歴史的偉業が
成し遂げられていたとは、
恥ずかしながら、全く知りませんでした。
今年の10月17日から5日もかけて
落慶法要が行われていたそうです。
画面に映ったその模様は、
天平の様式に彩られ、
見事に時代を遡り、ならの都へと
連れていってくれたのでした。

興福寺は平成10年から
「興福寺境内整備構想」を策定して、
以来、さまざまな整備をしてきたそうですが、
今回の中金堂再建はその一端であり、
最終的には東金堂や北円堂なども再建し、
天平の文化空間の再構築を目指すそうです。
詳しくは興福寺のHPをご参照下さい。
(興福寺のHPはコチラ →

1717年に焼失して以来、
300年ぶりの8度目の再建。
本当にもう、ものすごいことです。
是非、訪れてみなくては。
 うららかな小春日和に照らされて
   黄色くなった銀杏きらめく

by orochon3 | 2018-11-28 10:30 | 日記 | Comments(2)

祝勝ムード

昨夕、ジムのプールへ行ったら、
会う人、会う人と交わす言葉は、
「おめでとうございます!」でした。
夫は、ジムとお風呂屋さんで顔馴染みの
Aさんにも会ったそうで、
特に彼には「おめでとー!」と言ったそうです。
そう、Aさんは貴景勝のご親戚の方なのです。
(昨日テレビに出まくっていた、
貴景勝のお父さんとちょっと似ています)
そして続く話題は、
貴景勝のお母さんがすごく美人!
ということでした。
あんな息子がいたらさぞや可愛いかろう、
でも心配で胸がつぶれそう、、、
と同じ歳の私は思うのでした。
とにかくもうウキウキムード、
誰もが笑顔で喜んでいて、
平和だなーと嬉しくなってしまいました。
 皆々が笑顔で交わす”おめでとう”
   一足飛びの正月気分

お相撲も終わってしまい、
夕方の時間が長いわー
といつものことながら
ぶうたれていたら夫が、
「また1月になったら始まる」と
いつもと同じことを言いました。
それはそうだけどねー。

by orochon3 | 2018-11-27 09:51 | 日記 | Comments(0)

祝!貴景勝、初優勝

やった、やった、
貴景勝が本当に優勝してしまいました。
もしかして、
ひょっとしたら、
いやこれは本当に???
と、夜毎ジムのジャグジィで
お仲間のオジサマ達と
盛り上がってきてはいたのですが、
いやいや、そうそう簡単には、、、
と思っていたのです。
けれど、貴景勝は本当に強かった。
足に根が生えているようでした。
戦車が進んでいくように相手力士を
土俵の外へ押し出してしまいました。

同じこの九州場所へ、「芦屋の★佐藤」
という横断幕を芦屋から持参して、
「さとーっ」「たかのぶーっ」と
声援を送ったあの日から、
まだたったの二年なのです。
郷土の力士、
そして貴乃花親方の相撲道を継ぐ
貴景勝の優勝というこの上ない喜びに
昨夜は夫とひそやかに祝勝会をしました。
 かん難を乗り越えつかむ優勝の
   二文字輝く博多の空に

けれども実は、、、
去年の初場所での稀勢の里の優勝、
あれほどの感動と感激は
ありませんでした。
それはそうでしょう。
あの時は待ちに待ちに待ちに待って、
なんども裏切られても待ち焦がれ、
やっと、ようやくの、
優勝だったのですから。
それに比べて今場所の貴景勝は、
えー?えー?と言っている間に
見事に優勝してしまったのです。
これはもう本当に強い証ですねー。
初場所も、
ガンバレ、貴景勝。

by orochon3 | 2018-11-26 07:55 | 日記 | Comments(0)

ラララ鍋焼き

ちょっと寒かった金曜に、
例の穴場の食堂へ行きました。
メニューは迷わず鍋焼きうどん。
木曜に続き鍋焼きの連チャンです。
ここのおうどんは食物繊維たっぷりの
玄うどんというもので、
モチモチ柔らかめ、すごく私好み。
b0019591_07410588.jpg
パッと見には海老天くらいしか見えず、
ありゃー寂しいなーと思っていたら、
おうどんの下から白菜やら白葱やら
お肉やタマゴがわやわやと出てきました。
ウレシイわー。
お出汁もたっぷりで、嬉しいコト。
別添えに刻み葱とたっぷりの生姜が
ついていたので、全部入れたら
食べた後はホッカホカ。
満足満腹、ご馳走さまでした。
 木枯らしが吹くころ恋し
   熱々の湯気もおいしい鍋焼きうどん

さぁ千秋楽。
ガンバレ、貴景勝。

by orochon3 | 2018-11-25 12:31 | 日記 | Comments(0)

新しい冬のパートナー

先日から探していた酒燗器問題は、
結局、大がかりなものではなく、
電子レンジ可の徳利に決めました。
数年来使っている湯煎式の”かんすけくん”は
お湯を都度沸かさなければなりません。
今まではティファールを使っていましたが、
ウォーターサーバーが吾が家に来てからは
ティファールはお役御免になっているので、
ガスで沸かさなければならなくなりました。
酔っ払ってガスを使うのは吾ながらコワイ。
ということで、電気に頼ろうという
コンタンになったのでした。
かんすけくん、ごめんね、今までありがとう。

そうして私がかんすけくんの次の
冬のパートナーに選んだ徳利はこちらです。
福寿で有名な酒心館で見つけました。1,080円也。
b0019591_09454819.jpg
(amazonの画像より)

猫舌な上に手も熱いものが苦手で、
取っ手がないものは熱いからNG。
なので、取っ手のついた徳利は
私にとっては最適品なのです。
早速使ってみたところ、
やっぱりレンジでチンは早いし便利!
お味は、さすがに”かんすけくん”の
錫製ちろりには負けますが十分美味しいです。
残念なのは割合冷めるのが早いので、
キルト布でポットカバーのようなものを
作ってみようかと思っています。

2025年の大阪万博が決まりました。
これ以上たくさんの人が来て、
対応できるのか今から心配。
私には何の関係もないのですが。
近ごろの私はまったくもって
要らぬことを心配しすぎるようです。
 ゆっくりと気をおちつけて呼吸する
   もう大丈夫は魔法のことば

ガンバレ、貴景勝。

by orochon3 | 2018-11-24 14:05 | 日記 | Comments(0)

いい夫婦

昨日の朝のことです。
夫が「うどんが食いたい」と言いました。
信じられない人は信じなくても良いですが、
吾が家は案外夫唱婦随な家なのです。
なので、一も二もなく、おうどんです。
色々思案した結果、クラッセの杵屋に
決めました。
なぜかというと、私が酒燗器が欲しくて、
クラッセの白鶴か近くの酒心館に行って
探したいと言ったからです。
(おうどんが主なのか酒燗器が主なのか)

冷え込んだせいか、メニューを見ると
鍋焼きうどんが嫌に目につきました。
そうかー鍋焼きね、いいですね。
ということで、鍋焼きうどんとかやくごはん。

b0019591_14563675.jpg
熱々で登場しましたが、
猫舌なのでゆっくり食べていたら、
お出汁がどんどんなくなりました。
美味しいお出汁もっと飲みたいです。
次はお出汁たっぷりにしてもらおう。
お餅は嫌いなので夫が食べました。
おうどんはモチモチの私好みの柔らかめ。
かやくご飯はしっかりめの味付けで美味、
満足満腹、ごちそうさまでした。
夫はカツ丼とおうどんの定食でしたが、
彼も大満足だったそうです。
おうどんは1.5玉に増量した上に、
私のかやくご飯と鍋焼きも半分食べてくれて、
まだざるそばを食べようとしていたので
止めました。恐ろしい。
いつかお腹がはちきれて死ぬんじゃないかと
本気で心配しています。

店内は鍋焼きのオンパレード。
私もほっこりして帰宅したら、
「今日はいい夫婦の日やで」と夫が言うので、
「いい夫婦でしょう」と答えました。
 ふうふうとおうどんすするいい夫婦
   同時に鼻をすすって笑う

ガンバレ、貴景勝。

by orochon3 | 2018-11-23 13:55 | 日記 | Comments(0)

最後の苦行

昨夜は年に一度やってくる、夜に出かけて、
講習を受けなければならない日でした。
夜に出かけるのが無理になって以来、
一年に一度、この日だけにしか
出かけたことがないのです。
これがストレスでもうたまらなく嫌で嫌で、、、。
けれど案内書を読んでいて見つけました。
なんと!前もって手続きをしておけば、
他の施設で受けることができて、
それも午前中の講習があると書いてある!
なぜ今まで気づかなかったのでしょうか。
もっとよく読んでおけば、と悔やまれましたが、
来年からは絶対にそうしようと決めました。
すると、嫌な夜の外出もこれが最後なのだと
嬉しくて嬉しくて、苦痛も和らぎました。
午前の講習ならば帰りにランチも、、、
どこに行こうかしらん、と今から楽しみです。

毎年、この苦行が済むと11月もあと少し、
そろそろ気ぜわしい12月がやってくる、
という季節を感じる行事だったりします。
普段はのんべんだらりと暮らしているので、
こういうメリハリは必要なのかもしれません。
それが夜ではなく午前中になるのですから、
楽しみな行事になりそう。ウフフ。
あともう一つは恒例の伏見さんへのお詣り。
これもお詣りの後が楽しみなのですー。
バチが当たるかな。
 苦行終えのこり少ない神無月
   師走の声に気はせかされる

ちょうど長い待ち時間があったので、
田辺サンの新源氏を持って行っていました。
柏木が病に倒れて逝ってしまう場面。
源氏の院の怖いことったらありませんでした。
女三の宮の性格がわかりやすく、
柏木が惹かれていった気持ちもよくわかり、
まるでドラマを見ているようでした。

ガンバレ、貴景勝。

by orochon3 | 2018-11-22 10:06 | 日記 | Comments(0)

丸萬へ行く

昨日、三宮へ行った目的は、なんとワンタン麺。
昔からとにかくワンタン麺が大好きで、
その熱が近頃ヒートアップしてきています。
美味しいワンタン麺が食べたいんだよー!
と騒ぎながら探していて、
行き当たったお店が”丸萬”だったのです。
どこにあるの???
と調べてみたらなんと、このお店でした。
小さい頃から、何度前を通ったかわかりません。
そしてこの店へ自分が入る日が来るなんて
まったく想像もしていませんでした。
b0019591_10184007.jpg
一番乗りで入店しましたが、
あー昔はこんなお店いっぱいあったー
というような店内でした。
注文してしばし経ってワンタン麺が登場。
なんとも端正なたたずまいではないですか。
b0019591_07545163.jpg
期待通りの澄んだきれいなスープ、
麺は細くて平めんという珍しいもので、
主張のないワンタンが寄り添っていて、
すべてがバランス良く整っています。
満点、大好きなお味で大満足でした。
あとは酢豚定食と焼き飯を頼んで、
夫と分けて食べました。
次々にお客さんが入ってくる繁盛店で、
長く続く秘密を見たような気がします。
細雪で出てくるお店みたい、、、。

ちょっと食べ足りないという夫が、
一貫楼で豚まんを一つ食べました。
久しぶりの一貫楼でしたが、
販売部門に行列ができている人気店になり、
昔よりずっと垢抜けています。
食べ終えるのを待って、
エビアンへ向かいました。

エビアンも久しぶり。
初めてカウンターの端に座って、
ゆっくり店内を見渡すと、新鮮な感覚。
改めて良い店だなと感心しました。
できたばかりというプリンを半分こしましたが、
このプリン、すごく美味しくてびっくり。
ここではいつもホットドッグばかりだったので、
もっと早く食べていれば良かったー。
そしていつものコーヒー、大満足でした。
もう満腹です。
そごうに寄って帰りました。
 ようやくに歳をかさねて帰り着く
   優しく澄んだ神戸の中華

まさしく三宮・元町を満喫した一日。
色々とお店が変わっていたりして、
時の移り変わりを感じてしまいました。

ガンバレ、貴景勝。

by orochon3 | 2018-11-21 12:33 | 日記 | Comments(0)


主に戦前邦画と、思い切り偏った読書の感想などなど。近頃はもっぱらお酒ばかりで スミマセン。


by orochon3

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